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車いすバスケ・秋田啓選手「成長の銀」輝く 所属チーム、活躍喜ぶ



車いすバスケットボールで銀メダルが決まり、笑顔をみせる秋田啓=有明アリーナ
車いすバスケットボールで銀メダルが決まり、笑顔をみせる秋田啓=有明アリーナ

 素晴らしい活躍だった-。東京パラリンピックの車いすバスケットボール男子日本代表が銀メダルに輝いたのを受け、岐阜県不破郡垂井町出身の秋田啓(31)=あいおいニッセイ同和損保、岐阜調理製菓高等専修学校出=の所属チーム「岐阜SHINE」の関係者は5日、「大会で大きく成長した」と活躍を喜んだ。

 決勝の米国戦は、互いに一歩も譲らない接戦となった。スタメン出場した秋田は、第3クオーターに勝ち越しのシュートを決めるなど、計9得点の活躍。初出場ながら、大会を通じて攻守にわたり発揮してきた存在感を、この日も見せつけた。

 秋田はバイクの自損事故で両脚の膝下に機能障害を負い、20歳で競技を始めた。当時から一貫してクラブチーム「岐阜SHINE」に所属。秋田が「師匠」と仰いでいるという岐阜SHINE代表の深見大輔さん(34)は「大会を通じて重要な場面で得点を決めていた」と成長ぶりに目を細めた。今後については「年齢的にも日本代表を引っ張る立場。主力選手として代表に定着してほしい」と期待を込めた。

 1次リーグ初戦のコロンビア戦からスタメン出場が多く、190センチの長身を生かしたプレーで強豪国にもひるまず戦った。岐阜SHINEのチーム創設者の池戸義隆さん(44)は「大会初出場ながら多くの期待を背負って戦っていた」と振り返り、「得点数もチーム上位。素晴らしい活躍だった」と称賛した。

 パラリンピックは無観客で行われたが、テレビなどの中継で秋田が映し出されるたびに、「岐阜県出身」などと紹介された。池戸さんは秋田が地元で活動を続けたことについて「関東(の強豪チーム)と比べて切磋琢磨(せっさたくま)できる相手は少ない。自分自身と戦い続けた証しだ」とたたえた。

カテゴリ: スポーツ