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総裁選4氏立候補、岐阜県民の推しも「混戦」 「地元の誇り」野田氏1位、僅差で河野氏



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 「あなたは誰推し?」。17日告示された自民党総裁選の候補者4人のうち、「自民王国」と言われることもある岐阜県の県民は誰に関心を寄せているのか知ろうと、無料通信アプリLINE(ライン)で読者とつながる「岐阜新聞 あなた発!トクダネ取材班」の登録者に一推しの候補者とその理由を尋ねた。最も多かったのは野田聖子幹事長代行(衆院岐阜1区)で、「地元選出の国会議員初の総裁に」「弱者の声を聞いてくれそう」といった期待が集まり、河野太郎行政改革担当相が僅差で追った。一方、「誰がなっても同じ」といった冷ややかな意見も少なくなかった。

 ラインを通じ、県内在住者ら114人が回答を寄せた。推したい候補は野田氏が28%、河野氏は27%。高市早苗前総務相11%、岸田文雄前政調会長8%で、「推し候補なし」が18%、「その他」5%、「迷っている」3%と続いた。

 過去3度の総裁選で出馬に意欲を示しながら推薦人が集まらず、"4度目の正直"で立候補を果たした野田氏。安八郡神戸町の無職男性(66)は「総裁選に名乗りを上げたこと自体が県民として誇らしい。活躍を期待したい」。岐阜市の団体職員の女性(61)は「女性の視点で、高齢者福祉や障害者福祉、シングルマザー、女性や子どもの貧困といった課題と向き合い、社会的弱者に優しい社会にしてほしい」と願った。

 河野氏推しには、さまざまな変革や改善への期待の声が多かった。岐阜市の学校司書の女性(39)は「脱はんこを提唱して実現までこぎ着けた。実行力に期待したい」。羽島市の無職男性(67)は「石破茂元幹事長とのタッグで改革をお願いしたい」とエールを送った。

 高市氏推しの各務原市の女性会社員(46)は「質問に対し的確な返答をしている。論点をずらして明言を避けるのが政治家の特技だと思っていたが、高市氏は違うようだ」と評価した。

 加茂郡東白川村の自営業の男性(42)は岸田氏推し。「菅義偉首相がまだ退陣を表明していない時に手を挙げていたのは岸田氏だけ。自分の考えを言いにくい時に言った」と話し、政策論争に期待した。

 一方、「誰も推せない」という声も。郡上市出身で川崎市在住の男性会社員(61)は、安倍政権下で森友・加計学園や桜を見る会の問題、菅政権でも日本学術会議会員の任命拒否など問題が相次いだことに触れ、「新総裁には党の自浄を求めたいが、期待できない」と意見を寄せた。岐阜市の男性会社員(24)はコロナ禍の現状から「新型コロナウイルス対策に関して都市部だけでなく地方まで目配りし、隙のない施策を求めたい」と注文を付けた。

 16日午後から17日午後にかけてメッセージを募った。多様な声を聞き取ることが目的で、無作為抽出で民意を把握する世論調査とは異なる。

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カテゴリ: 政治・行政