大きな羽を広げて飛ぶコウノトリ=20日、岐阜市の金華山(梶浦敬一さん提供)

 国の特別天然記念物のコウノトリが20日、岐阜市の金華山上空を通過した。足環の一部が写っていたことから、兵庫県での放鳥由来の個体で、市内では4年9カ月ぶりの観察例とみられる。

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 飛来したのは、20日午前10時過ぎ。岐阜市自然環境アドバイザーの梶浦敬一さん(79)によると、水道山展望台でサシバの渡りを愛好家仲間と観察中、岐阜城の方から大型の鳥が近づいてきた。

 羽の黒さからコウノトリと直感。南西の空に飛び去っていく姿を写真に収めた。「200メートルぐらい上空を優雅に飛んでいった。敬老の日を祝って飛んできてくれたのかも」と喜んだ。

 コウノトリは国内での野生絶滅に伴い、人工繁殖された個体が2005年から兵庫県で放されている。兵庫県立コウノトリの郷公園のホームページによると、8月末現在の野外確認は263羽。日本野鳥の会岐阜によると、岐阜市内では2012、14、16年にも確認されている。