岐阜新聞Web

  • 美濃
  • 飛騨
  • 美濃
  • 飛騨


衆院選序盤情勢 激戦の岐阜4・5区、自民と立民ほぼ互角 1、2、3区は自民先行



 19日公示された衆院選で、岐阜新聞社は20日、共同通信社が実施した電話調査に取材を加味し、県内五つの小選挙区の序盤情勢を探った。岐阜4区の自民前職と立民前職、岐阜5区の自民前職と立民新人が激しく競り合っている。岐阜1、2、3区はいずれも自民前職が抜け出す展開。ただ、投票先を決めていない有権者は2割以上おり、31日の投開票日までに情勢は変わる可能性がある。

【1区】

 現職閣僚で自民前職の野田聖子氏が大きくリードする。

 高い知名度と実績を誇る野田氏は、自民と、推薦を受ける公明の両支持層をほぼ固める。幅広い年代から支持を集める。

 立民新人の川本慧佑氏は、連携する国民県連や連合岐阜などの支援を受け、無党派層の取り込みを図る。

 共産新人の山越徹氏は支持拡大を図る。諸派新人の土田正光氏は独自の戦い。

【2区】

 自民前職の棚橋泰文氏が盤石の組織戦を展開している。

 経済界や後援会などから手厚い支援を受ける棚橋氏は、自民、公明支持層をまとめる。選挙区全体で支持を集めている。

 国民が県内で唯一候補者を擁立した新人の大谷由里子氏は、国民支持層を固め、立民支持層の取り込みを狙う。

 共産新人の三尾圭司氏は懸命に追う。

【3区】

 自民前職の武藤容治氏が優位に戦いを進める。

 県内で唯一の与野党一騎打ちとなった選挙区で、武藤氏が各地をくまなく回って票を固める。幅広い年齢層から支持を集めるが、自民支持層をまとめ切れていない。

 立民元職の阪口直人氏は、労組の選対を立ち上げ、労組への浸透を図る。立民支持層を中心に支持を集めており、反自民票の受け皿となれるかが鍵。

【4区】

 自民前職の金子俊平氏と立民前職の今井雅人氏が互角の戦い。

 金子氏は高山市を中心とした北部の飛騨地域で支持が厚い。可児市から出陣式を始めるなど南部での支持拡大を図る。自民県連は最重点区に位置付け、自民支持層を固める。

 今井氏は、可児市や美濃加茂市といった南部の可茂地域で支持を集める。立民、国民支持層のほか、候補者擁立を見送った共産党の支持層からも支持を得る。保守層の切り崩しも図る。

 維新新人の佐伯哲也氏は支持浸透を目指す。

【5区】

 11選を目指す自民前職の古屋圭司氏に、25歳で挑む立民新人の今井瑠々氏が並ぶ勢い。

 古屋氏は、多くの支援団体から支持を取り付け、堅実に地盤をまとめる。自民、公明支持層をほぼ固める。年代別では、30代以下からも支持を得る。

 今井氏は、地元のつながりを駆使して猛追する。立民支持層のほか、無党派層を取り込む。60代以上の世代で支持を集め、多治見市で広がりを見せる。

 維新元職の山田良司氏、共産新人の小関祥子氏が必死に追う。

     ◇

 調査は19、20日に実施し、県内では有権者2701人が回答した。衆院選の関心度は、「関心がある」が85・5%、「関心がない」が4・7%だった。

カテゴリ: 衆院選