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伝説の「なめらかプリン」生みの親、輪之内スイーツ復活へ一肌 所さんがレシピ講座



所浩史さん(中央)からスイーツのレシピを教わる受講者ら=岐阜市琴塚、プルシック
所浩史さん(中央)からスイーツのレシピを教わる受講者ら=岐阜市琴塚、プルシック

 岐阜県輪之内町が、伝説のスイーツといわれる「パステルのなめらかプリン」の生みの親、パティシエの所浩史さん(61)=岐阜市琴塚=の力を借り、「輪之内スイーツ」計画の復活を期している。町公募の飲食店事業者を対象にした講座が20日、岐阜市琴塚の所さんの洋菓子店「プルシック」で開かれ、喫茶店経営者ら4人がレシピを教わった。

 町では、「輪之内町」と「スイーツ」という、一見脈絡もないテーマで10年ほど前に地域おこしを計画。住民らでつくる委員会が、町内の農産品を使った洋菓子を「輪之内スイーツ」として認定してきた。ただ、町によると、近年、目立った動きはめっきりとなくなったという。

 所さんは、洋菓子メーカーの開発部門に長く所属した。1990年代にはプリンとフランスの洋菓子、クレームブリュレから着想した「なめらかプリン」を発案。テレビで取り上げられると、洋菓子業界を一時席巻。2010年に「プルシック」を開店し、こだわりのプリンやチーズケーキを提供している。

 町は20年度、特産品開発のため、所さんに米粉を使ったスイーツの開発を依頼。フィナンシェ、チュイル、サブレ、テリーヌなど7品をつくった。計画の第2弾として、町内で提供できる店をつくるため公募したところ、移動式の団子ショップを営む米農家の夫婦、創業27年の喫茶店の夫婦の2組4人が応募した。

 「所塾」と銘打った講座の第1回。4人は所さんから、フィナンシェとチュイルのレシピと作り方を学び、牛乳やチョコレート、生クリームなど材料へのこだわりについても教わった。所さんは「手軽に作れるスイーツがもてやはされているが、皆さんには本物のスイーツを作り、伝えていってほしい」と思いを語った。町内で喫茶店「モントレ」を営む西脇国光さん(76)は「ここで学んだスイーツを店頭で出せればと思い、応募した。店の名物シフォンケーキに並ぶスイーツをぜひ作りたい」と意欲を見せた。講座は来年2月まで計4回開かれる。

カテゴリ: くらし・文化 グルメ 政治・行政