高校、大学ともに最高峰の大会となる全日本学生選手権(インカレ)と全国高校総体(インターハイ)でホッケー女子を制した東海学院大と岐阜各務野高。ホッケー王国としての強さを示すと同時に、今年の結果は、競技の普及などを目的に2014年に開校した県ホッケー協会のアカデミー教室の着実な成果の現れでもある。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」女子小中学生が対象で、若い才能を発掘し、将来的に五輪の舞台で活躍できる選手を育てる目的で開校したアカデミー。子どもたちにとり身近な目標になる高校や大学の現役選手が教えるのが特徴だ。同大や同高にも多くのアカデミー出身選手が在籍し、現在は毎週金曜日に行われるアカデミー教室で指導者という立場で後輩を育てている。
立ち上げ当時、最年長の中学3年だった選手は今年同大4年となり3年ぶりのインカレ制覇に大きく貢献。最年少だった選手は今春から同高ホッケー部へ入部し、レギュラーとして日本一の一員となった選手もいた。
特に同高出身で、同大の主将・岸明日香や立岩奈那子、佐守風香の3選手は卒業後、川崎重工スタジアムを拠点に活動し、今夏の五輪メンバーも擁するソニーHCへ進む予定。アカデミー1期生が地元の高校、大学へと進学し、それぞれで日本一を経験して社会人の強豪の門をたたく成功例を確立した。県ホッケー協会本部委員長でもある同大の小林和典監督は「地元の選手が地元のチームで結果を出し続けることができた。1期生の成果は十分に出ている」と一定の評価を示す。
岸も「ずっと素晴らしいスタジアムがある環境の中で練習でき、結果を出すことができて良かった。今後は自分たちが教えた子どもたちが地元のチームで活躍してほしい」と願う。
だが、立ち上げ当初は100人以上いたアカデミー生は現在約40人まで減少。学年が上がるほど選手数が少なくなるのが現実で、今後も全国トップレベルの実力を保持していくためには継続率の向上が鍵となる。小林監督は「今後はどのカテゴリーでも、どうやって選手数を維持するのかが重要。それと同時に若手指導者を育成していくことが、ホッケー王国と呼ばれる実力を保つために大切となる」と力を込めた。










