日本リーグ開幕に向けて練習する岐阜朝日クBDの選手たち=朝日大ホッケー場

 ホッケーの日本リーグ男子H1(1部)が9日、開幕する。岐阜県勢では昨年2年ぶりに王座を奪還し、2連覇を狙う岐阜朝日クBDが同日、OSPスタジアム(滋賀県米原市)で山梨学院と初戦を戦う。東京五輪や新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年同様に開幕が大幅に遅れたが、昨季GKでリーグ史上初のMVPに輝いた吉川貴史は「やっと開幕かという感じ。モチベーションは高まっている」と闘志をたぎらせる。

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 FW、MF、DF、GK、どのポジションにも今夏の五輪を経験したメンバーをそろえる。加えて、3年目で成長著しい千葉健寛や落合晴輝、日本代表経験もある新戦力の小沢諒らも擁する。昨年以上に戦力が充実しているが、五輪代表で主将の田中世蓮は「チャレンジャー精神を持って戦いたい」と慢心はない。

 当然、他チームに研究され、引いて守られることも予想している。その中で田中が勝利の鍵に挙げるのが「いかにミスを減らすかということと、きれいなホッケーをやろうとし過ぎないこと」だ。

 個の能力が高い選手がそろう分、それぞれの求めるプレーの理想も高い。そのために「パスできれいに相手を崩そうとして、攻めのリズムが一定になることがある」と田中。「テンポを変えるプレーを意識したい」とドリブルなどで攻撃に変化を加えることで、相手守備陣を崩したい。

 「基本はうちは接戦」とヘッドコーチ兼任の藤井辰憲が話す通り、昨年も計6試合のうち5試合が1点差以内の試合だった。優勝こそつかみとったが、楽な試合はなかった。「勝てば勝つほど苦労は増える」としつつ、「体力的にも精神的にも相手よりきついことをすることが、勝利への最低条件」と選手全員が献身的なプレーで「優勝」の二文字に向かって走り続ける。

 1部は今季8チームが出場。1回戦総当たりのレギュラーステージを行い、上位2チームが決勝を戦う。最終順位5位は2部2位との入れ替え戦に回り、6位以下は2部に自動降格となる。