岐阜新聞Web

  • 美濃
  • 飛騨
  • 美濃
  • 飛騨


橋リニューアル工事「短期決戦」天候に左右されない国内初工法 中央道



 中央自動車道の中津川インターチェンジ(IC)=岐阜県中津川市=と園原IC=長野県阿智村=間で、国内初の工法を用いた橋のリニューアル工事が行われている。凍結防止剤による劣化が特に激しい区間で、天候に左右されにくい新工法が早期の工事完了へ威力を発揮している。

 大林組とJFEエンジニアリングの特定建設工事共同企業体(JV)が施工。工場で幅13メートル、長さ約2メートルのコンクリート製床板を作っておき、杭とモルタルで橋脚に固定する「キャップスラブ」という新工法を用いている。現場でコンクリートを流し込む従来の方法に比べ、悪天候でも工事を進めやすく、短い期間で施工できるという。

 約25キロの同区間にある8本の橋をリニューアルする。従来工法では工期は約1年になるが、新工法で半分ほどに短縮できる見込み。

 新工法を採用したのは、橋の傷みが激しく早期の修復が必要だったため。中日本高速道路によると、チェーンを外して通行する車の事故を防ぐため、多めに凍結防止剤をまいてきた。現在工事中の中津川橋(中津川市)は、橋の完成後45年で徐々に劣化が進行。鉄筋が腐食しコンクリートが剝がれるなどの損傷が複数見つかった。

 中日本高速道路は「来年の夏休みシーズンまでに中津川橋の工事を終える」としている。工事の影響で、同区間では12月20日まで上下線ともに対面通行規制を実施中。同社の後藤健二課長は「雪が降る地域なので床板の損傷が激しい。新工法を使い、早期に工事を完了したい」と話していた。

カテゴリ: 動画 社会