参院選が投開票された10日、共同通信社は岐阜選挙区の県内の投票所60カ所で出口調査を実施した。サンプル数は2715人。

 岐阜新聞社の分析で、支持政党別で投票先を見ると、当選した自民現職の渡辺猛之氏(54)は、自民支持層の約8割、推薦を受ける公明支持層からは6割強の支持を集めた。支持政党なしの無党派層と日本維新の会の支持層からは、ともに約3割の支持を得た。

 国民民主新人の丹野みどり氏(49)は、無党派層の4割台半ばを取り込んだ。国民民主支持層の8割台半ば、立憲民主支持層の7割弱が投票。日本維新の会支持層の5割台半ばから支持を受けた。

 共産新人の三尾圭司氏(45)は、共産支持層の7割台半ばが投票した。立憲民主支持層からは1割台半ばにとどまった。

 諸派新人の広江めぐみ氏(43)は、諸派支持層の8割弱から支持を集めたが、無党派層への浸透は1割に満たなかった。NHK党新人の坂本雅彦氏(50)は、NHK党支持層の7割弱の支持を得たが、他の支持層への浸透は図れなかった。

 年代別では、渡辺氏は各年代ともトップで幅広い層から支持を受けた。70代が最も高く、5割台半ばの支持を得た。丹野氏は10代で3割台半ばの支持を受けたが、他の各年代では3割前後にとどまった。

 男女別では渡辺氏は男女とも5割を超えた。岸田文雄内閣の支持別では、「支持する」と答えた人の6割台半ばが渡辺氏に投票したのに対し、「支持しない」と答えた人の4割台半ばが丹野氏に投票した。投票先を決める際、最近の物価高を考慮したかどうかでは考慮の有無にかかわらず半数余りが渡辺氏に投じた。