令和の家康と家臣、ワンチームになる過程描く
―ユニークな、これまでにないような家康をということで、どう違うのかということを教えてください。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」松本 台本で描かれていることは歴史上語られていることと変わらない。皆さんからこうだと思われている家康を、いかに魅力的に、家康だけでなく家臣団がどういうふうに一つにまとまって、どういうチームプレーをやっていったかということを、すごく面白く魅力的に描いた台本だと思っている。序盤は頼りない少年が、数正だったり、忠次だったり、周りの家臣団からいろいろなことを教えられ、少しずつ大人になっていくさまが描かれている。本来なら殿と呼ばれる人には目付役がいて、おそらく目付役の方が偉いのに殿に反抗できず従う、という立ち位置だったと思うのですが、今回の家康はそうではなく、すごく頼りない、どうにかしないといけないと思わせるようなキャラクター。序盤は特に、家康がこうだと言ったときに、数正や忠次に、いや違うという顔をされると、あれ、僕はこれじゃいけないのか、となるし、いやいやこうしたいんだ! とだだっ子のように言いたくなる瞬間もあるし。皆さんが空気を作ってくださる中で芝居をさせていただいている。一つ一つのシーン、物語をみんなで作っている今が非常に充実した時間になっています。まだ半年後ですが、第1話を楽しみにしていてほしい。名古屋は暑いと聞いているが、全然気にならないくらいこちらも熱くやっていきたいと思っている。
―事務所の先輩であり大河の先輩でもある信長役の岡田准一さんから教わったことやエピソードがあれば。
松本 一緒に撮影していて、リハーサルでも全体が見えているというか。大河を一度経験しているので、スタッフとどうコミュニケーションを取った方がいいかとか、こういうときはこう動くと役同士の関係性がこう見えるのではないかとか、いろいろなアイデアを現場でも出してくれます。まだ序盤で、圧倒的な力を持った信長とひよっこな家康という対比を付けるのに、こんなふうに芝居したらと、テストでは一切やらず本番でいきなり仕掛けられるなど翻弄(ほんろう)されているので、その辺りも楽しみにしてほしい。家臣団と同じく、岡田先輩にも全幅の信頼を置いて非常に楽しくやらせていただいています。
ここで予定時刻となり会見はお開きに。4人は「今日はありがとうございました!」と爽やかに会見場を後にした。徳川家康が大河ドラマで単独の主人公になるのは1983年の「徳川家康」以来40年ぶり。令和版の家康像を描いたスピード感あふれる波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント、あと約5カ月半を楽しみに待ちたい。




