消臭・除湿用品の企画、製造販売を手掛けるテクナード(岐阜県羽島市江吉良町、原真澄社長)は、調湿、消臭効果などがあるシリカゲルを綿などの生地とウレタンに一体化させた高機能素材「シリカクリンネオ」を開発した。ベッドシーツやクッションカバー、ヘルメットの内装など幅広い用途での活用を見込み、シリカクリンネオを使った商品のみで年間1億円の売り上げを目指す。
氏名や役職・部署名で検索!「岐阜の経済・人事情報 ポータル」同社は高機能のシリカゲルを不織布で挟み込んだ素材「シリカクリン」を12年前に開発。調湿、消臭効果があり、乾燥させれば効果が再生する特長を生かして靴の中敷きや楽器の調湿剤などの商品を販売してきた。両面が粗い不織布で厚みがあることや耐摩耗性、意匠性が課題だった。
シリカクリンネオは、水分によって劣化しやすいウレタンの弱点をシリカゲルの特長で解決した素材。不織布を使わず厚みを減らし、意匠性も向上したことで用途が広がり、寝具類やヘルメットの内装、椅子の座面、車の室内マットなどさまざまな製品に応用できるという。
第1弾として、着用したまま食事できるマスク「ショク(食)マスク」を22日に発売する。ウレタンの立体感を生かした構造で、鼻や口元を覆う部分が上下に開閉する仕組みに。食事中の飛沫(ひまつ)防止などに効果が期待できる。
今後は寝具類への活用を優先して商品を企画し、高いニーズが期待できる医療、介護現場に提案する。原社長は「衛生意識が高まってきた海外への展開も視野に商品開発を進めていく」と話す。










