岐阜市と関市は13日、東京五輪・パラリンピックの共同ホストタウン相手国だったコートジボワールから、新型コロナウイルス感染拡大の影響で選手団が訪問できなくなったとの連絡を受け、事前合宿の受け入れを取りやめると発表した。事前合宿の受け入れを断念した自治体は県内では初めて。

かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」

 両市は10、11日、同国政府から辞退を申し出る4月28日付の手紙を受け取った。新型コロナのパンデミック(世界的大流行)などにより、選手団は東京五輪・パラリンピックの大会中はホストタウンに訪問できなくなった、などと記されていた。

 計画では6月16日から同30日までの間、岐阜市で男子サッカーとテコンドー、関市で陸上競技とアーチェリーの選手団がそれぞれ練習することになっていた。他にも、競泳とフェンシング、柔道の選手も出場が決まれば訪問の可能性があり、総勢90人程度の受け入れを見込んでいた。

 岐阜市は、宿泊場所に決まっていた名鉄岐阜駅前のホテルに約90人分を2019年から仮予約していたが、選手団の訪問が見通せないため、今年4月にキャンセルした。

 期間中は交流事業も想定されていた。選手団が長良中学校を訪問したり、サッカー代表チームがFC岐阜と合同練習したりする計画が練られていた。

 コートジボワールとは、市内のNPO法人が使わなくなった靴を送る活動を続けているのが縁で、ホストタウンになった。同法人でアドバイザーを務める同国出身のカク・ブル・ジョージさんは「楽しみにしていただけにすごく残念。別の機会でコートジボワールの人が岐阜に来られるようにしたい」と語った。

 岐阜市の担当者は「特にサッカーは強豪国で、盛り上がると期待していた。何らかの形で交流したい」、関市の担当者は「コロナ禍でもできる交流方法を検討し、引き続き応援していきたい」と話した。