岐阜県が要請していた新型コロナウイルス緊急事態宣言の発令は、21日の政府の分科会で見送られることになったが、県内は第4波のさなかにある。若者を中心に変異株の感染が広がっており、10代、20代の当事者たちも「感染しない、させないため」と警戒感を強め、学校生活などに制限を受ける日々を耐え忍んでいる。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」「リモート授業には慣れたけれど、普通の大学生活を送りたい。でも今は仕方がない」と話すのは、中部学院大(関市桐ケ丘)3年生(21)=美濃加茂市=。同大は、運動部でクラスター(感染者集団)が確認されたことを受け、17日から全面リモート授業に切り替えた。福祉施設でアルバイトをしている男性は感染対策も徹底しているが「世間から若者は何も感染対策をしていないと思われているのが正直つらい」と吐露した。
一方、岐阜大(岐阜市柳戸)では、昨春に策定した新型コロナの学内指針に基づき、講義は引き続き対面でも実施。教室定員の6割未満に学生数を減らし、オンライン授業も組み合わせる。昼食時に学生が集まる学生食堂では、入り口でアルコール消毒を行い、テーブルにはアクリル板を設置するなど感染対策を徹底する。
名古屋市から通う1年生(18)は、電車やバスが混雑する時間帯を避けて通学している。入学後に入ったオーケストラサークルはいまだに練習がないというが「感染しない、させない行動を心掛けたい」と現状を粛々と受け止める。2年生(19)=岐阜市=は、飲食店での午後11時までのアルバイトが、まん延防止等重点措置の適用以降、午後8時までとなった。「バイト代は半減したが、遊びにも行けないので」と苦笑いしていた。
高校生も感染拡大の影響を受けている。下呂市の高校1年生(15)はコロナ禍での生活にも慣れてきたというが、第4波の襲来以来「友達と遊ぶこともできず自由がない」と漏らす。大垣市の高校3年の女子生徒(17)は、学校行事の中止や延期が続く状況に「学校生活の思い出は行事によるものが多いはず」と悔しがる。
「周りで濃厚接触者になったという話も聞こえ始め、身に迫っている感じ」と話すのはギャラリースタッフの田中杏治さん(25)=多治見市=。「変異株は若者が重症化するリスクもあり、新型コロナは誰にでも降りかかる」と警戒を強めていた。













