岐阜県と岐阜市は28日、県内22市町で計60人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染者は累計8454人。1日当たりの感染者は10日連続で前の週の同じ曜日を下回ったが、重症者は28日時点で20人で8日連続で20人を超えている。

かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」

 郡上市の60代男性と岐阜市の70代男性の2人の死亡を確認した。死者は158人。岐阜市によると、同市の70代男性は1週間ほど前に陽性と判明していた、男性が「症状が軽く、家にいたい」として入院を拒否していた。市では電話で連日、男性に入院を要請し、容体を確認していたが、27日午前に体調が急変し、その後、病院で死亡が確認された。男性は36~37度台の熱で、26日時点で倦怠(けんたい)感はなかったという。

 入院拒否による県内での死亡例は初めて。県健康福祉部の堀裕行部長は「県では陽性者を病院か宿泊療養施設で受け入れているが、自宅では同居家族らの感染拡大の懸念があり、また、急変した時に対応できない恐れがあり、看護師や医師が体調を定期的に確認する環境が重要となる。県としては今後も現在の体制を維持していきたい」とした。

 新たに確認されたクラスター(感染者集団)は3件。飛騨市民病院(飛騨市)では入院患者や同居家族ら7人の感染が分かった。県警本部交通規制課の職員や家族ら6人、同市の高齢者福祉施設関連では5人の感染が判明した。

 拡大したクラスターは3件。時短要請の期間中に営業していた可児市の接待を伴う飲食店では、利用客1人の感染が新たに分かり6人となった。土岐市の聖十字病院では入院患者と職員の4人が増え15人となった。

 大型連休中にバーベキューをしていた二つのクラスターなど4件のクラスターは、新たな感染者が確認されず終息した。

 県はコロナ患者を受け入れる病床数について、28日付で781床から2床追加し783床に増床したと発表した。

 また、岐阜市は学生1人の感染が確認されたとして、市立看護専門学校(同市鹿島町)を28日に臨時休校したと発表した。学生数は104人。

 新規感染者の居住地別は岐阜市18人、土岐市と各務原市が各5人、多治見市、瑞穂市、羽島市、飛騨市が各3人、関市、瑞浪市、羽島郡笠松町、不破郡関ケ原町、加茂郡川辺町が各2人、大垣市、高山市、中津川市、美濃市、恵那市、可児市、郡上市、不破郡垂井町、安八郡安八町、加茂郡八百津町が各1人。年代別は10歳未満1人、10代4人、20代15人、30代5人、40代6人、50代13人、60代3人、70代6人、80代4人、90代3人。

【動くグラフ】新型コロナ感染者数の推移