自動販売機の前で素揚げしたゲンゴロウを食べる塚本明里さん(左)と宮木梨花さん=岐阜市日野北、くわがた村

 岐阜市日野北の昆虫専門店「くわがた村」に1日、昆虫食の自動販売機がお目見えした。コオロギやゲンゴロウ、イナゴなどの素揚げなど9種類が購入できる。卸会社によると、自動販売機の設置は県内初、全国では20カ所目という。

 同店は、珍しい種類のクワガタやカブトムシを取り扱う。店主の野平英一郎さん(57)が、食糧危機を解決する食材として国際的に注目が集まる昆虫食に着目。長崎県佐世保市の昆虫食材専門店「はまる食品」と交渉を重ね、自動販売機の設置にこぎ着けた。

 9種類は、大小のフタホシコオロギ、ヨーロッパイエコオロギ、コオロギクッキー、ゲンゴロウ、タケムシ、カイコのさなぎ、アカアシトビバッタ、イナゴ。それぞれ内容量は6~10グラム。価格は千円。極小のヨーロッパイエコオロギは乾燥、クッキーのほかは素揚げ。数カ月ごとに入れ替えるという。近く予定しているのはオケラやクロスズメバチ。多くは、東南アジア産で、輸入後、佐世保市の工場で調理する。

 この日は、同店でメディア向けのお披露目があり、ご当地タレントの塚本明里さん、宮木梨花さんがゲンゴロウとコオロギを試食。手を震わせながら食べ、「スナック菓子のよう」などと好評価だった。