大規模接種会場でワクチン接種を受ける高校3年生=2日午前10時、岐阜市六条南、岐阜産業会館

 若い世代の新型コロナウイルスワクチン接種率を向上させようと、岐阜県は2日、大規模接種会場の岐阜産業会館(岐阜市六条南)で若者向けの接種を始めた。受験や就職を控える高校生、外国人留学生や大学の運動部員らに優先的にワクチンを打つ。

 課題となっている若年層のワクチン接種を進める。7月中旬からの感染第5波では、県内新規感染者に占める30代以下の割合が6割を超えた。9月18日時点での12~19歳のワクチン接種率は35%にとどまっている。

 会場ではこの日、高校3年生約90人を含む約640人がワクチン接種を受けた。県内の高校に通う3年生の女子生徒(18)は「すでに受験が始まっている学校もあるので、接種できてよかった。副反応が不安だが感染するよりはいい」と話した。岐阜市内の高校3年の女子生徒(17)は「新型コロナで行事が全部なくなった。残りの学校生活を楽しみたい」と話した。

 県によると、この会場では接種直後に一時的な体調不良を訴える若者が目立ったとして、あらかじめ設備を改装した。転倒によるけがを防ぐため床にカーペットを敷き、横になったまま接種できるベッドを2床から4床に増やした。

 岐阜会場では16日間で近隣市町村の若者約5600人に接種する予定。高山市千島町の飛騨会場でも23日から実施する。