「十一面観音立像」(手前)、「伝衆宝王菩薩立像」を鑑賞する来賓ら=8日午前10時24分、岐阜市大宮町、市歴史博物館

 奈良時代の753年、5度の失敗や失明などの苦難を越え唐から来日した鑑真。唐に渡り日本と鑑真をつないだ美濃出身の僧侶栄叡(ようえい)。その2人をテーマにした岐阜新聞創刊140年記念特別展「波濤(はとう)を越えて―鑑真和上と美濃の僧・栄叡―」が8日、岐阜市大宮町の市歴史博物館で始まった。

 岐阜市、岐阜新聞社 岐阜放送でつくる実行委員会が主催。国宝6点、国の重要文化財21点を含む貴重な展示品81点を出展。11月23日までの期間中、前期(10月24日まで)と後期(同26日から)で一部展示を入れ替える。

 会場には、鑑真が建立した唐招提寺(奈良市)が所蔵する国宝仏像や絵巻物のほか、鑑真と共に唐からもたらされた大陸文化に関連する展示品などが並ぶ。鑑真招聘(しょうへい)を実現させたものの、中国で病死した栄叡の功績も伝えている。

 初日は同館で開場式があり、関係者がテープカットして祝った。