ミレーの「慈愛」を鑑賞する杉山幹夫岐阜新聞社最高顧問(右から2人目)=1日午前10時25分、岐阜市宇佐、県美術館

 ミレーやモネ、ルノワールらの絵画を集めた、岐阜新聞創刊140年記念展覧会「ミレーから印象派への流れ」(県美術館、岐阜新聞社 岐阜放送主催)が1日、岐阜市宇佐の同館で開幕した。パリの美術館の収蔵品とは趣の異なる、フランス北部や英国の美術館が所蔵する至宝を見ることができる。21日まで。

 ミレーら45人の69点を展示。作品はトマ=アンリ美術館、ドゥエ美術館、カンペール美術館というフランスの美術館に加え、英国ウェールズ国立美術館の収蔵品。自然主義や写実主義から、光と色彩を追求した印象派やポスト印象派を経て、ナビ派に至るフランス近代絵画の系譜をたどる。

 同館学芸員の西山恒彦さん(48)は「『いかにもミレー』ではない陰影の深い肖像画など、地方美術館に残る独特の作品を味わいつつ、ミレーらから影響を受けた印象派やその後への『流れ』が分かる構成になっている」と話す。

 会期中無休で、毎週金、土曜日は午後8時まで開館(通常午後6時まで)。入館時は、新型コロナウイルス感染防止で検温、消毒、マスク着用が求められる。