感染対策のため、マスクを着けて合唱する生徒ら=岐阜市大縄場、岐阜高校

 岐阜市や各務原市など8市町に発出されていた新型コロナウイルス対策の制限要請が解除された15日、県立学校の部活動は10月からの再開に加えて練習試合や土日の練習ができるようになった。生徒たちは感染の再拡大を心配しながらも、仲間と一緒に部活動ができる喜びや、戻ってきた日常をかみしめた。

 岐阜高校(岐阜市大縄場)では、音楽部(合唱部)の部員が発声練習をした。11月13日に岐阜市民会館で開かれる県高校総合文化祭や来年2月のコンクール、来春の定期演奏会に向けて10月から練習を再開。この日は部員9人のうち、7人が歌い出すタイミングや息の使い方を丁寧に確かめた。

 唯一の2年生で部長の瀧悠菜さん(16)は「合唱は一人ではできない。一緒に歌えない期間は、自宅で思いきり歌うこともできずつらかった」と振り返り、「みんなの声がハーモニーになって、うれしい」と笑顔を見せた。

 顧問の岩崎有子教諭(63)は「今は合唱ができる楽しみを味わっている段階。これから大会に向けて本格的に練習し、技術を向上させたい」と話し、瀧さんも「3年の先輩たちが9月に引退したばかり。新たなチームづくりから頑張りたい」と意気込んだ。