2011年11月のそば会で、店主の小林明さん(左から2人目)を囲んで記念撮影するパルト小石さん(左)。落語家の春風亭昇太さんやタレントの松尾貴史さんらも同席していた(小林さん提供)

 2人組マジシャン「ナポレオンズ」のパルト小石(本名小石至誠)さん=岐阜県関市武芸川町出身=が先月26日に69歳で亡くなったのを受け、小石さんと交流のあった市民からは訃報を悼む声が聞かれた。

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 小石さんは同市本町のそば店「そばきり助六」の大ファンで、帰省するたびに同店に立ち寄っていた。

 20年近く親交のあった店主の小林明さん(66)は、小石さんの提案で「そば会」を東京都内で定期的に開き、小石さんやその友人らにそばを振る舞ってきた。年越しそばを毎年送るたびに直筆のお礼のはがきが届いたという。「真面目な顔して面白いことを言う。『そばのびず 命ののびる うまさかな』と一句書かれていたこともあった」と振り返った。

 2年前に本人から電話で病気のことを伝えられ、以降は小石さんが来店することはなかった。「そばが大好きで、おいしそうに食べていた。亡くなる前にそばを食べてもらいたかった」と惜しんだ。

 2015年11月には、ナポレオンズが地元の武芸川町で行われたイベントのマジックショーに出演。イベントに関わった武芸川まちづくり委員会の井藤和正事務局長(70)は「小石さんは地元のショーならまた出たいと言ってくれた。新型コロナが収束したら、企画しようと思っていただけに残念」と話した。