ホットプレートで具材を混ぜる。10分ほどでサイコロステーキプレートが完成した=各務原市内
下ごしらえで牛肉を細かくカットするこうせい君
漫画のようにコマ割りし、写真付きで分かりやすく工程を解説している「今日からぼくがクッキング」

 岐阜新聞社から出版された、子ども向けレシピ本「今日からぼくがクッキング」。麺類、肉料理、おやつなど34品目のレシピが、イラストや写真で分かりやすく紹介されている。みじん切りなど難しい手順はなく、初心者でも簡単に料理を楽しむことができる"神レシピ本"だ。

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 実際に本を使って、料理ほぼ未経験の小学生に挑戦してもらった。6年生の「こうせい君」(各務原市)が選んだレシピは「サイコロステーキプレート」。本の通りに調理道具と材料を準備し、漫画のようにコマ割りした写真付きの手順を見ながら進める。

 まずは牛肉をサイコロ状に切っていく。調味料を混ぜて、ホットプレートに白飯、肉、コーン、ネギをのせて最後にバター。混ぜて炒めて10分ほどで完成した。さらに「納豆チーズおやき」も作って、家族に晩ご飯を振る舞った。

 こうせい君は「簡単にお店みたいな料理ができてうれしい。写真のまねをして作ればよくて、分かりやすかった」と笑顔。横で見守った母親(42)は「切るだけ、混ぜるだけのレシピばかりで、今後も子どもにお任せできそう。やる気も湧いたみたい」と話した。

 著者で、フリーカメラマン兼企画編集者の瀧知子さん(44)=不破郡垂井町=は「やってみることが子どもの自信につながる。なるべく簡単な工程を考えた」と語る。自身も小学6年生の息子と5歳の娘がいる母親。この本を使って料理をしたことをきっかけに、息子が朝ご飯を自分で作るようになったそうだ。本の反響もあり「子どもの成長に驚いた」「何かに取り組む姿勢がうれしい」といった声が寄せられている。

 子どもだけでなく、料理が苦手な大人や多忙な社会人にも好評だ。

 新型コロナウイルスの影響で飲食店の時短や休業が続いており、帰宅が遅れるとテークアウトもままならない。私も退社が午後8時を過ぎた夜、本を片手に「カルボナーラ」を作ってみた。耐熱性フードコンテナーに、パスタとベーコン、コンソメ、水を入れてレンジで温めるだけ。チーズと卵を混ぜるとあっという間に完成した。超時短レシピにもかかわらず想像以上に本格的な出来栄え。冷蔵庫にあるもので完結できた上、フライパンや鍋を洗う手間も省けた。今後のレパートリーの一つになりそうだ。

 瀧さんは「大人も子どもも料理を楽しむ入り口として役立てばうれしい」と話している。B5変判で90ページ、1760円。問い合わせは岐阜新聞情報センター出版室、電話058(264)1620。