サンビレッジ国際医療福祉専門学校では本年度、電子黒板を導入。国家試験対策の授業等でも早速活用されている

 小学生の子どもが2人いますので、しばらく子育てに専念していました。そろそろ働きたいとの思いから公的機関へ相談に行ったところ、介護職を勧められましたが、全くの未経験でしたので、サンビレッジ国際医療福祉専門学校(通称サンビ校)で公的職業訓練として2年間学んで介護福祉士に合格してから働く道を目指すことにしました。

 この約2年の間、実習と座学で多くを学びました。実習で利用者と向き合いながら介護計画を立てるのに苦労したことで他職種との連携の必要性に気付いたり、座学で学んだ知識や技術が実習でのさまざまな体験とつながっていることを感じたりしました。そのおかげで勉強が楽しくなりました。本年度からは電子黒板が導入されたので文字が読みやすく、さらには動画で学ぶことも増えたので理解の助けになっています。12月から1月にかけて行われる卒業試験と国家試験の内容はかなり重なっているため、卒業試験に全力で取り組むことで国家試験対策につなげています。

 私の学年は年齢も国籍もさまざまですので、相手をよく理解しようとする習慣が自然と身に付きました。わからないことをクラスメート同士で休み時間や放課後に聞き合う雰囲気は1年生のときからあります。また、家では子どもたちも「勉強仲間」です。私が勉強をしていると子どもたちも始めます。1月29日に試験があることも分かっていて、励ましてくれています。

 まずはクラスメートと勉強できる残りの時間を大切にしながら合格をつかみたいです。介護において、人との関わりを一番に考えていますので、卒業後は本人や家族と一対一でじっくりと関われる訪問介護の道に進みたいと考えています。サンビ校での学びを生かし、相手の「こうしてほしい」に気付ける介護福祉士になりたいです。