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福祉の現場では、利用者のため、地域のため、職員に元気いっぱいに自分らしく働いてもらうために、さまざまな工夫が凝らされています。
働きやすさに直結するものだけでなく、時代の先端を行くものや社会課題の解決にも一石を投じられるようなものなどもあり、年々、充実度は増していくばかりです。
今回の「笑顔つなぐ福祉のわ」では、「福祉の現場、止まらぬ進化」をテーマに6つの法人の取り組みから、福祉の世界の「今」に迫ります。
フェニックスグループなどの「コマイル」始動(各務原市)
フェニックスグループが他の社会福祉法人やリサイクル団体、デザイナーらと一緒に始めたのが「コマイルプロジェクト」。コマイルとは生ごみを使った堆肥作りのコンポストやコミュニケーション、スマイルを掛け合わせた造語で、新たなスマイルを生み出すことを目標としています。
同グループでは5年前から地域共生社会の実現を目指す「つながる街ゴザーレプロジェクト」に取り組んでおり、その一環で障害者就労支援事業所「VIVAローゼ」の利用者と市民が堆肥づくりや堆肥を使った農業に取り組んでいます。
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コマイルはその発展型で、5月19日には住民ら100人を招いて、各務原市鵜沼各務原町のフェニックス総合クリニックの一帯で初のイベントを開きました。狙いは循環型社会を体感してもらうことで、参加者は各自、家庭から野菜くずを持参し、堆肥ができる流れを理解した後、すでにできている堆肥を使って牛乳パック製のポットでバジルやミントなどの苗つけに挑戦。最後にゴザーレファームでとれたタマネギやフードドライブ活動の関係で寄せられたパンなどを材料にしたホットドッグを味わいました。フェニックスグループの吉田さんは「各団体の思いがあってこその取り組み。それぞれが得意なやり方でコマイルを広め、大きな輪にしていきたい」と話しています。