高松市の高松幼稚園の園児たちが運動会で飛ばした風船が、岐阜県中津川市阿木の西村敦子さん(63)の元に届いた。直線距離にして300キロ以上離れた四国地方から飛んできた風船を拾い上げ、趣味にしている絵手紙をすぐに書いて送った西村さんは「海を越え、山を越え、よく飛んできてくれた。ありがとう」と笑顔を見せる。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」西村さんによると、先月29日朝のウオーキング中に自宅近くに所有する水田に浮かぶ風船を発見し、草刈りをしていた夫に拾ってもらった。「花一杯(いっぱい)の世界を夢みて、花の種を入れて風船を飛ばしました」というメッセージを読み、花の種と同園の連絡先を確認した。すぐに筆を握り、白とピンクの三つの風船を描いて「ようこそ ぎふけんへ」と言葉を添えた絵手紙を送った。「よその田んぼに落ちていたら拾っていない。すごくうれしかった」と、風船との出会いに感激した。
同園によると、先月28日に行った運動会で、恒例イベントとして手紙とカスミソウの種を入れた袋を付けた天然ゴム製の風船計150個を空に放った。風船は中津川市のほか、大阪府や滋賀県でも確認された。これまでは近隣の県に届くことが多く、中津川市まで飛んだのは過去最長になるという。丸山京子園長(68)は「園児たちと一緒に地図を見ながら、中津川市の場所を調べた。遠くまで飛んでいってくれて園児たちは大喜びです」と喜ぶ。
西村さんの元には園児からお礼の手紙が届いた。庭先には風船にあったカスミソウの種をまいた。「(発見した風船は)いとおしい存在。この縁を大切にしていきたい」(西村さん)と思いを込めて。















