共同制作したかぶとを披露する山田良幸さん(右)と小保木悟さん=郡上市八幡町、郡上八幡城

 岐阜県郡上市八幡町の郡上八幡城で活動する武将隊と、地場産業の食品サンプル事業者が異色のかぶとを共同制作した。県マスコットキャラクターのミナモを模した青と黄色のしま模様が目を引く力作は、正面を飾る前立てに食品サンプルの天然鮎をあしらった。地域のPRに役立てようと活用方法を探る。

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 発案者は武将隊の山田良幸さん(64)=同市大和町=。かねてから構想があった岐阜をイメージしたかぶとの制作に、春先から約1カ月かけて取り組んだ。前立ての制作は、食品サンプル製造販売の岩崎模型製造(同市八幡町)に依頼した。

 樹脂製の前立ては着脱可能で、もともとある型を使った。釣り上げた瞬間の生き生きとした鮎と、塩焼きに調理された鮎の2種類を用意。取締役工場長の小保木悟さん(59)が形や大きさが異なる型から選び、本物さながらに仕上げた。

 着脱できる構造を生かし、県内他地域とのコラボレーションも見据える。山田さんは「大勢の人の目に触れてほしい」と願う。かぶとは郡上八幡産業振興公社に貸与し、鮎に代わる地場産品の活用も探る。

 前例のない食品サンプルの使い方に、小保木さんは新たな販路開拓にも期待を寄せる。「飲食店のショーケースから飛び出した事例となった。産業のPRにもつなげたい」と話した。

 かぶとは当面の間、郡上八幡城で展示している。入城料は高校生以上320円、小中学生150円。