両面宿儺をPRするラッピングバス=1日午後、高山市花里町

 岐阜県高山市と濃飛乗合自動車(濃飛バス)などは1日、地元に伝わる人物「両面宿儺(すくな)」をPRするラッピングバス2台の運行を開始した。同名のキャラクターが登場する人気漫画「呪術廻戦(かいせん)」によって注目が集まっており、さらなる発信に力を注ぐ。

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 両面宿儺は、二つの顔と四つの手を持つ怪物として日本書紀に描かれている。一方、県内各地で人々のために尽くしたとの伝説もあり、高山市のゆかりの寺・千光寺がある丹生川地区では、「宿儺様」として親しまれている。呪術廻戦では同名のキャラクターが「呪いの王」として登場。同寺をファンが訪れるようになるなど、静かな注目を集めている。

 ラッピングバスには、円空の「両面宿儺坐(ざ)像」の写真と共に「飛騨高山」や「両面宿儺 1600年の時を越え、再び。いざ。」の文字をあしらい、高山市と両面宿儺の関係を強調。関東、関西などの都市部と市を結ぶ高速バスとして、来年6月まで運行する。

 この日はJR高山駅前で出発式を行った。國島芳明市長はコロナ禍を念頭に「観光は苦戦しているので、飛騨地域のPRになれば」と期待を込めた。