記者:選挙カーの中から見た世界って、どんな風景なんでしょう。意外と手を振ってくれるんですか?

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 河村:振ってくれますね。農作業をしている人でも手を止めて、振ってくれます。

 記者:自分の地元だからですか?

 河村:いや、地元じゃなくても。後で聞けばみんなにしているそうなんですけど(笑)。握手にしても。まあ、お祭りじゃないですけど、自分たちの代表を選ぶ選挙なので、自分たちの代表になってくれる人を全員応援するんだっていう、そういう思いの人が多いような気がしますね。

 記者:河村さんは、35歳の時に初挑戦で初当選。ほかに30代はいましたか?

 河村:いないです。当時、八百津町だけでなく、加茂郡全体で30代の町議は私一人しかいませんでした。

 記者:そもそも町議って、どういう仕事をするんでしょうか。なる前となった後で、イメージに変化はありましたか?

 河村:まず、町議会の定例会が3月、6月、9月、12月にあります。

 記者:その時だけ行けばいいんですか?

 河村:いえいえ、それ以外の時に集まることもありますし、そもそも議会とは別に、議員としての個人的な活動もあります。会社員ほどの仕事量ではないですけど。

 議員の仕事は、町の未来を考えて政策を進めていくこと。そして、住んでいる人たちの困り事を聞いて町に届けることですが、一番大きいのは、議会で町の予算案を承認していくことですね。このお金は何に使うのか、費用対効果はどの程度か、とか。その政策が町民にとって必要なのか審議していきます。

 ただ、昔と比べて議員数が減っていて、一人一人の議員が確認する予算案が多岐にわたっています。なので、予算規模の大きな政策ぐらいしか確認できず、表面的な仕事というか、そんな状況でしたね。少なくとも八百津町は。もう少し突っ込んで仕事ができるかなと思っていたんですが。

 記者:地域の人から届けられる要望にはどんなものがありましたか?

 河村:例えば、公民館。八百津町では2010年と11年に豪雨災害があり、亡くなった人もいました。そんな状況の中、私が住む地区では公民館が山の谷あいにあって。避難所でもあるのに危険な場所だったので、麓の安全な場所に作りたいって住民の方から声をいただき、進めていきました。その一方で、自宅の前にバス亭を移してほしいとかね。それはさすがに…。一応、町にお伝えしましたが、変更にはならなかったですね。