統一地方選企画「地方議員になろう!」。最終回は、若くして町議会議員選挙に挑んだ元町議をインタビュー。
スマホ見せてグルメ・買い物お得に 岐阜新聞デジタルクーポン岐阜県八百津町在住の地域起業家、河村(こうむら)憲良さん(47)は2011年、35歳の時に八百津町議選に立候補し、初当選。2期目の15年も再選を果たしたが、翌16年の町長選に挑んで敗れた経験を持つ。現在は学習塾のほか、保育園やデイサービス、サロンといった地域に根ざしたビジネスを県内で多角的に展開している。若い人たちの地方議員への挑戦を歓迎する河村さん。町議になり、どんな経験が得られたのだろう。話を聞いた。
記者:なぜ、町議選、さらには町長選に立候補したのでしょうか。
河村:元々、政治家に興味がありました。学生時代に「平成の大合併」があって、出身地の八百津町も美濃加茂市と合併するという話でした。合併すると古里が疲弊してしまう―。そんな思いで県外から戻ってきたんですが、合併話が破談。いったん、政治家になるのはやめて学習塾を経営していました。そんな中、2011年に東日本大震災が発生。古里への思いを再認識し、古里のために何かできないか考え、町議選に立候補しました。
町長選は当時、保育園の統合が議論されていて、統合推進派として立候補しました。若い人や保護者の多くは統合に賛成していたので。町議2期目に入って、すぐのことでしたが。
記者:選挙で当選して町議になったわけですが、選挙で大変だったことはありますか。
河村:ほぼなかったですね。町内を回っていると「頑張ってね、応援しているよ」って声をかけてくれるんですよ。アドレナリンが出ているのか、楽しかった思い出しかないです。家族は大変だったと思いますが、本人は楽しくて仕方なかった。そんな感じですね。
記者:実際、何をするんですか。選挙で。
河村:選挙前は後援会を作ったり、選挙ポスターをデザインしたり。いろいろあります。ただ、選挙が始まると車の中で手を振って、誰か見つけたらダーって走っていって握手をするとか。それで1日が終わっていきますね。
記者:いわゆる街頭演説とか、選挙カーで街宣して回るとか? 選挙運動って、なぜこういうスタイルなんでしょうね。
河村:なぜなんでしょう。ただ、選挙カーに関しては、僕は2期目の選挙で〝名前の連呼〟をしなかったんですよ。
記者:ああ、よく「うるさい」って議論になりますよね。
河村:そうそう。でも、2期目は1期目より票数を減らすことになって。名前の連呼をやめた影響もあったかもしれません。実は名前の連呼って有効なんじゃないかと。特に田舎は外を歩いている人が少なく、選挙ポスターを掲示板でまじまじと見る人も少ない。まずは、耳で聞くのかなって思います。
記者:自宅で、職場で〝ながら聞き〟しているんじゃないかと?
河村:もちろん、うるさいと思う人もいるでしょうが、選挙カーで回っていると、わざわざ家から出てきて「頑張ってね~」って手を振ってくれる人って、すごく多いんですよ。そういう意味でも、名前の連呼って必要なのかなと思いました。なので、町長選に挑んだ時は思いっきり連呼しました(笑)






