介護人材の育成や職場環境の改善に積極的に取り組む事業者を県が認定する「ぎふ・いきいき介護事業者」認定制度。本年度は3つのグレードの計15事業者(新規認定は6事業者、9事業者は上位グレードを取得)が認定を受けました。11月25日に岐阜市学園町のぎふ清流文化プラザで認定証授与式が開かれ、県健康福祉部の代表者から事業者の代表者に認定証が手渡されました。

いきいき介護1.jpg 同制度は2016年度に始まり、法人規模に関係なく、各事業者の取り組みの状況に応じて、3つのグレードで認定しています。最上位のグレード1は、職員のワーク・ライフ・バランスの充実に向けた質の高い取り組みを行っていることなどに加え、社会貢献や介護全体のイメージアップに向けた取り組みをしていることや、職員の意見に対しての検討・反映等を行い、職員に周知する仕組みができていることなどが求められています。いずれかのグレード認定を受けると、認定制度のロゴマークを使って事業所のPRができるようにもなります。

 本年度、グレード1に認定されたのは

・社会福祉法人杉和会(関ヶ原町)

・社会医療法人蘇西厚生会(笠松町)

・株式会社羽島企画(羽島市)

・社会福祉法人恵母の会(海津市)

・医療法人社団友愛会(岐阜市)

の5事業者。昨年度までに認定を受けた12事業者と合わせて17事業者となりました。グレード2とグレード3はともに5事業者が加わり、それぞれ58事業者となりました。

いきいき介護2.jpg 認定証授与式には、12事業者の代表者が出席。グレード1の事業者の代表者は、認定証を受け取ったあと「この栄誉に負けないよう、人材確保、職員の資質向上に努めていきたい」(杉和会)、「介護人材のみならず、医療も含めた人材育成に今後も取り組むことが地域貢献になる。引き続き努力していきたい」(友愛会)などと、さらなる向上を誓いました。

 また、日勤と夜勤を完全に分けた勤務体制や定年制廃止などに取り組む社会福祉法人合掌苑(東京都)の森一成理事長の記念講演会を実施。「介護経営における人材育成と組織整備について」をテーマに、魅力ある職場づくりの秘けつを紹介しました。