岐阜県は18日、新型コロナウイルスの感染状況について、17日時点の県内医療機関での入院患者数は73人で、前週の同じ曜日(10日時点)と比べて6人増えたと発表した。病床使用率は9・8%と前週比0・8ポイント上昇。重症者はゼロ人から1人になった。県健康福祉部は「じわじわと新規感染者が増えるフェーズにある」と状況を分析し、基本的な感染防止対策の大切さを改めて呼びかけた。

 県医師会が県と連携して運営する「県リアルタイム感染症サーベイランスシステム」によると、18日までの1週間に県内485の協力医療機関で新型コロナと診断された患者は、1医療機関当たり2・90人。県によると、この人数が10人以上になると、昨秋に国が示した4段階の感染レベル分類でレベル2(感染拡大期)相当になる。今月8日の5類移行後で初めて1週間分のデータが集まった14日以降、4日連続で増加しており、5圏域別にみると、飛騨圏域が3・37人と最も多くなっている。前週の11日時点では1週間分のデータが集まっていないため、前週との比較はない。

 また、県は変異株の調査結果を発表。ゲノム解析した17件のうちオミクロン株派生型のXBB系統が11件と約65%を占めた。同じくオミクロン株派生型のBA・5系統から感染の主流の置き換わりが進んでいるとみられ、健康福祉部は「全国的な流れ」としている。

 国が指定する県内87の定点医療機関で14日までの1週間に新型コロナと診断された患者数が計301人だった。1機関当たり3・46人。国は毎週金曜日に都道府県別に発表している。