高級船の内観の完成イメージ図(岐阜市提供)
高級船の外観の完成イメージ図(岐阜市提供)

 岐阜市は22日、長良川鵜飼の観覧船に来年から導入する木造の高級船3隻のデザインを発表した。夜の闇に溶け込むよう外観を黒色で統一し、内装には快適さを追求してベンチシートを採用した。通常料金の約3倍で運航し、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって年々厳しくなる鵜飼事業の収支の改善も図る。

 現在の観覧船43隻のうち、3隻を改造し、来年5月11日の鵜飼開きから就航する。いずれも貸し切り船で、10人乗り1隻と15人乗り2隻を運航する。

 内装にはベンチシートのほか、鵜飼の場面によって明るさを調整できるちょうちん照明と収納式の日よけカーテンを整備。船内の中央に通路を配置し、これまでと違って靴を履いたまま乗船できる。

 船ごとに「青白い月の光」「橙(だいだい)色と緋(ひ)色のかがり火」「深い藍色の金華山」とテーマカラーが異なっており、ベンチシートの色合いなどに反映させる。

 鵜飼が間近で見えるよう、通常の観覧船よりも鵜舟の近くを通れるようにする計画も立てている。料金は10人乗り1隻貸し切り料金が8万9400円、15人乗りが13万4100円。デザインは民間事業者から提案を募るプロポーザル方式で決めた。