打撃練習を行う高橋=津門中央公園

 第105回全国高校野球選手権大会に出場している大垣日大は11日、兵庫県西宮市の津門中央公園で約2時間の練習を行った。捕手で4番の高橋慎はフリー打撃で、柵越えこそなかったものの中堅から右翼方向へ鋭い当たりを連発。13日の次戦・おかやま山陽(岡山)戦に向け「チームの勝ちにつながる打撃をしたい」と意気込んだ。

 1回戦・近江(滋賀)戦では4打数1安打と納得のいく打撃ができず、「自分の間とポイントで打つことができなかった」と反省。祖父の阪口慶三監督からも「自分のスイングをしろ」と言われたという。以降は練習メニューにしっかりとトスバッティングを組み込み、打撃フォームを確認。11日の練習後は「だいぶ感覚はつかめてきた」と晴れた表情を見せた。

 捕手で4番というチームの中心的存在。エース山田渓太、左腕矢野海翔ら好投手をリードする役割も重要になってくる。「ここまできたら相手も良い打者ばかり」と次戦を見据え、「とにかく真正面からぶつかって勝ちたい」と言葉に力を込めた。