岐阜県内で若年層の献血離れが深刻となっている。16~69歳の献血可能年齢人口に占める若年層の献血者の割合は全国最低クラス。県は2022年度、若年層を対象にした献血促進対策に力を入れる。

 県内の20年度の献血者数は6万8740人。うち10~30代は2万949人で、この10年で1万5064人減少した。都道府県別に見ると、10代39位、20代46位、30代45位と伸び悩む。県内は東海北陸ブロックで唯一、必要血液量を確保できておらず、20年度ベースでは約400~500人分の使用相当量が足りなくなっている。

 県は、友人らの紹介で献血に協力してもらえるよう、若年層への啓発や情報発信に取り組む「学生献血ボランティア登録制度」を創設する。県は会員制交流サイト(SNS)や動画投稿サイト「ユーチューブ」を活用した若者向けの普及啓発活動を繰り広げるとともに、献血車に訪れる人がくつろげるスペースを整備する。

 献血を巡っては、新型コロナウイルスの感染拡大で献血会やイベントなどが中止となったほか、外出自粛で献血に訪れる人が減った影響で、全国的に血液が不足している。県は「気軽に献血に行こうと思ってもらえるような企画を展開したい」としている。