「感染対策を徹底、継続してほしい」と呼び掛ける古田肇知事=3日午後5時14分、岐阜県庁

 岐阜県は3日、県内の男女3人が新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染したことが判明したと発表した。オミクロン株への感染の疑いがあり、県が詳しく調べていた。いずれも海外への渡航歴はなく、緊急会見を開いた古田肇知事は「県内で初の市中感染と捉えている。今後の行動次第で再び大きな感染拡大に至ることも懸念される」と警戒を呼び掛けた。

 オミクロン株の感染が確認されたのは、岐阜市の20代女性と多治見市の20代女性、羽島郡岐南町の20代男性。3人に接点はないという。いずれも症状は軽く、既に県内の医療機関に入院している。ワクチンは2回接種済みだった。

 3人は29、30日に新型コロナの陽性が判明し、変異株の検査でデルタ株でないことが確認されたため、ゲノム(全遺伝情報)解析を実施していた。年末に実家に帰省したり、友人と飲食を共にしたりしており、接触した家族や友人を検査した結果、県内外の7人のコロナ陽性が判明した。

 県内では12月11日、海外に渡航歴のある海津市の男性がオミクロン株に感染していたことが判明。この1人を含め、県内でオミクロン株の感染者は計4人となった。

 古田知事は会見で、「オミクロン株であっても基本的な感染防止対策を徹底していただくことが重要」と訴えた。