神棚を祭った真新しい道場で、稽古始めをする有段者ら=可児市大森奥洞、漱玉館

 剣道の県内実力者が集う稽古始めが3日、岐阜県可児市大森奥洞の武道場「漱玉館(そうぎょくかん)」であり、県剣道連盟の有段者約70人が気持ちも新たに竹刀を交えた。

 漱玉館は公益財団法人伊藤青少年育成奨学会(田代久美子理事長)が昨年9月に完成させた。稽古始めは例年個別に行っているが、同館で初めて迎える新年に合わせ、運営を担う同館師範の高石和摩さん(72)が合同の開催を呼び掛けた。

 県内最高位の下島貴代一理事長(67)ら8段の6人をはじめ、各地域から男女の剣士が参加。4段の田代正美バローホールディングス会長兼社長の姿もあった。

 参加者らは神棚を祭った道場で座礼をして稽古始め。厚い秋田杉の床や、音がよく響く伝統的な造りを取り入れた道場は格別な様子。高段者に稽古をつけてもらう貴重な機会を生かそうと、盛んに竹刀を繰り出していた。

 高石さんは「素晴らしい環境の中、交剣知愛の精神で稽古を楽しみたい」と話している。