岐阜県と岐阜市は15日、県内35市町などで計251人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者が200人以上となるのは2日連続。5日連続で前日の感染者を上回っている。感染者数は累計2万135人となり、都道府県で15番目に2万人を超えた。重症者はゼロのまま。

 県内で最初の感染者が公表されたのは2020年2月26日。累計1万人を超えたのは約1年5カ月後の昨年8月9日だった。1万人から2万人へは、第5波と現在の第6波の影響でわずか約5カ月で達した。

 直近では、17日連続で前の週の同じ曜日の感染者を上回るなど急拡大が顕著となっている。県健康福祉部の堀裕行部長は「感染の波を迎える度に感染者が増えている。今のところ軽症者は多いが、これまでの感染の波では少し時間が経過してから中等症や重症の患者が増えてくるので、今後の状況を注視していく」と警戒を強めた。

 新たなクラスター(感染者集団)は7件。羽島郡岐南町の成人式の同窓会関連で8人の感染が分かった。県によると、岐阜市内の飲食店で2次、3次会を開催していたという。この他、瑞穂市の中学生の運動チームでは、家族も含めて11人の感染が判明。本巣市の本巣松陽高校では生徒や教職員ら6人の感染が分かった。下呂市や郡上市、各務原市、岐南町では家族関連のクラスターも確認された。

 拡大したクラスターは12件。このうち、恵那市の恵那高校関連では生徒らが10人増えて計51人。大垣市の西中学校関連は4人増えて計29人。美濃加茂市の美濃加茂高校は3人増えて計11人となった。

 県独自の基準指標は、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が49・62人(15日現在)、陽性率は9・2%(14日現在)でいずれもレベル3相当。14日時点の入院患者は前日比12人増の165人で、病床使用率は18・5%(同)のレベル2相当となっている。

 県教育委員会は15日、恵那市の恵那農業高校で教職員2人の感染が判明し、関係者を検査するため18日まで臨時休校にすると発表した。また、中津川市教育委員会は、阿木高校の生徒1人の感染が分かり、18日まで臨時休校にするなどと発表した。