マンガ家野球大会で参加者と交流する水島新司さん=揖斐郡大野町野、レインボースタジアム

 10日に死去した漫画家水島新司さんは生前、岐阜県揖斐郡大野町が主催する「マンガ家野球大会」に招かれ、自身が監督を務める野球チーム「あぶさん」を率いてたびたび来町し、地元中学校の野球部などと対戦していた。

 大会は漫画による町づくりを目指す一環で2000年から始まり、年1回、大野町野のレインボースタジアムで08年まで行われた。

 「野球が大好きな人という印象」と話すのは、当時担当課で大会に携わっていた同町の武藤貞雄副町長。水島さんの要望で、あぶさんは毎回4試合を行った。当初日程を延長して試合をしたこともあったという。

 町政策財政課の細川顕さん(32)は揖東中学校の野球部員として、第3、4回に出場した。当時水島さんの作品を読んでおり、大会で言葉を交わした。「明るいイメージで、試合中も会場を盛り上げ、気さくに接してくれた。憧れの漫画の作者との触れ合いは、楽しい思い出になっている」と水島さんをしのんだ。