本番を控え稽古する出演者=岐阜市前一色、長森コミュニティセンター
花子の墓に手を合わせる出演者ら=岐阜市鴬谷町、浄土寺

 清流の国ぎふ創作オペラ「花子」が、22、23日に岐阜市学園町のぎふ清流文化プラザ長良川ホールで上演される。彫刻家ロダンのモデルとなった唯一の日本人女性、花子の生涯を描き、稽古は最終盤を迎えている。

 昨年最終公演を行った「ひだ・みの創作オペラ」の後継事業で、今回が第1弾。合唱団「スコラーズ岐阜」と県教育文化財団が主催。花子は本名太田ひさ。明治期に渡欧し欧米18カ国で女優として活躍し、晩年を岐阜で過ごした。作曲家柴田恭男さんが初めてオペラ台本を制作。音楽監督・指揮を山口敏昭さん、演出を奥田真弓さんが務める。

 稽古は昨年10月にスタート。公演を目前に控え、岐阜市内で行われた稽古では振り付けの藤間金枝之さんが見せ場となる立ち回りを指導。主演の堀江綾乃さんは「花子の美しさと精神の強さが伝わるよう演じたい」と話した。出演者らは同市鴬谷町の浄土寺にある花子の墓を訪れ、公演の無事開催と成功を祈った。

 柴田さんは「ロダンが花子にひかれたのは、限りある命ゆえの美しさを見いだしたから。地元ゆかりの花子を顕彰するきっかけになれば」と作品への思いを語った。

 22日は午後5時、23日は同2時開演。ホール定員の50%を上限とし、コロナ感染防止対策を行う。チケットは完売している。