1992年の県岐阜商は選手権で史上2校目となる3試合連続サヨナラ試合を繰り広げた。主将で3番打者の横井泰昭さん(48)=岐阜信用金庫=に秘話を聞いた。

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史上2校目となった3試合連続サヨナラ試合の激闘を振り返る1992年県岐阜商主将の横井泰昭さん=岐阜市日野南、岐阜信用金庫日野支店
 【横井泰昭(よこい・やすあき)】1975年、各務原市生まれ。主将、外野手。県岐阜商高卒業後、愛知大を経て、軟式野球の県A級リーグ所属の岐阜信用金庫で活躍。愛知大では3、4年時の2年間、主将を務め、岐阜信用金庫でも主将としてけん引した。現在は同金庫日野支店長。

 ―3回戦は阪口慶三監督率いる愛知の東邦ですね。

 横井 互いに練習試合から闘志むき出し。成績は確か3勝1敗で負ける気はしなかった。こちらは2試合連続サヨナラ勝ちしているので、試合前のじゃんけんで勝った相手の萩尾(洋行)主将はニヤリと笑い後攻を選択。ベンチに戻り「先攻」と言った時のメンバー全員に突っ込まれたのは忘れません(笑)。

 ―互いに手の内を知り尽くした相手。以前、1番打者でトヨタ自動車元監督の桑原大輔さんに「阪口監督にサインが全部見破られていた」と聞きましたが。...