「にっぽんの温泉100選」に選ばれたことを喜ぶ長良川温泉の関係者=岐阜市湊町、十八楼

 岐阜市の長良川温泉が、観光経済新聞社(東京都)の「第35回にっぽんの温泉100選」に11年連続で選出された。長良川河畔の旅館・ホテル6社でつくる「岐阜長良川温泉旅館協同組合」が作成した新型コロナウイルス予防のガイドラインが、先駆的だったことなどが評価されたとみられ、順位は前回の53位から過去最高の28位に上がった。

 ガイドラインは「長良川スタンダード」と銘打ち、小まめな消毒や密集を避ける食事提供法などをまとめた。声を出さずに入浴する「黙浴」も提唱した。新土産品の開発や、レンタサイクルを使った旅行プランの作成にも力を入れた。

 温泉100選は旅行会社の社員らの投票で選ばれる。投票期間は昨年7~10月で、長良川温泉は「雰囲気」「見どころ・レジャー&体験」など全ての項目で評価を上げた。

 ホテルパーク(同市湊町)の女将(おかみ)、山岡典子さん(54)は「各宿泊施設の努力を評価してもらえた。コロナが落ち着いたら、皆さんに喜んでもらえるよう準備したい」と話した。