全国各地にある「善光寺」。岐阜県関市の中心市街地の近くにある関善光寺(宗休寺)は、長良川鉄道の関駅からも近く、公共交通で訪れやすい場所です。列車に乗って訪れたところ、観光列車「ながら」の車両に乗ることができました。

長良川鉄道の観光列車「ながら」川風号の車両が通常の列車で走っていた=美濃太田駅

 美濃太田駅から長良川鉄道の列車に乗り込みます。やってきた車両は、深い赤色の車体。長良川鉄道の観光列車「ながら」の川風号の車両、ナガラ502です。車内は、木材をふんだんに使った内装。座席はロングシートの配置ですが、背もたれは木になっています。観光列車「ながら」の車両は、3両とも一般の車両を観光列車に改装したもの。このうち、川風号は通常の列車でも使うことを考慮した構造になっています。

 思いがけず「ながら」の車両に乗ることができました。実は、私は初めて乗りました。20分ほど列車に揺られ、住宅や田園が広がる沿線を眺めながらの小旅行となります。関駅から歩いて数分。200メートルほどで関善光寺の入り口に着きます。ここからさらに坂を登ります。

関善光寺の本堂。長野市の善光寺と同じ形=岐阜県関市
関善光寺の大仏殿

 関善光寺の...