新体制発表会で意気込みを語った(前列左から)菊池、庄司、田中、小松社長、三浦監督、(後列左から)岡村、フレイレ、ヘニキ、畑、藤岡、ンドカ、石坂=長良川スポーツプラザ

 J3FC岐阜は21日、長良川スポーツプラザで2022年シーズンの新体制発表会見を開いた。今季から指揮を執る三浦俊也監督は「皆さんに感動を与えてJ2に昇格したい」と力強く宣言した。

 新加入選手は12人。昨季J3得点王に輝いたMF川西、昨季の主将DF甲斐らが移籍したが、J1神戸からFW田中、J1浦和からMF宇賀神の元日本代表が加わるなど、実績と実力のある選手が名を連ねた。20年にJ3に降格して以降、2年連続6位でJ2復帰を逃しており、積極的に補強した。

 田中は「強みはシュート。味方とコミュニケーションを取って、たくさんのゴールを取りたい」と抱負を語り、J1京都から5季ぶりの復帰となるMF庄司は「若い選手やチームメートに姿勢を見せて、チームを引っ張っていきたい」と意気込んだ。

 新加入の宇賀神、MF山内彰は欠席した。

 今季のスローガンは「全員が新化 Let’s fight together for J2!」。小松裕志社長は「積み上げてきたものを残しつつ、新たな体制、選手のパワーを加えて全員が成長する思いを込めた」と説明した。

 背番号は、公式ユーチューブで配信される22日の新体制発表イベント内で発表される。チームは23日に始動し、2月10日から宮崎県内でキャンプに臨む。

◆積極補強、攻撃的サッカーで挑む

 昨年12月の就任以来、小松社長は「強いチームをつくる」と常々、口にする。J1から元日本代表の肩書を持つ選手が加わるなど、補強も充実の陣容を整えた。新人の2選手を除く、移籍加入の選手の平均年齢は30・4歳。経験豊富な選手を中心に、チームに迎えた。小松社長は「J2に上がるための選手を選び、J2で戦っても上位にいけるメンバー」と自信をのぞかせた。

 12人が退団し、12人が加わった。元日本代表MF柏木ら既存選手は20人で、現時点で総勢32人。およそ3分の1の選手が入れ替わり、主力の顔触れも大きく変わるが、昨季の途中からチーム統括本部長兼テクニカルダイレクターを務め、今季は指揮を執る三浦監督は「チームを見ていて足りなかったところを補強に反映できた。同じポジションに力のある選手を2人置いて、緊張感を持ってシーズンを進める」と競争を促す。

 昨季は縦に速いサッカーで、ボール保持率がリーグ最下位だった。システムは明かさなかったが、新監督は「クオリティーの高い選手が集まっている。主導権を握って試合を進めたい」と攻撃的なチームを目指す。そして「ボールをキープしていれば攻撃的と考えるチームが多い印象だが、シュートを打って点を取るのが攻撃サッカーのはず」と強調する。

 昨季は1試合平均の得点が1・36点、失点は1・25点。「得点は1試合平均1・5点、失点は0・8点を達成できれば、おのずと昇格できる」と、数字を並べてチームづくりの構想を示す。今季はJ2から4チームが降格し、昨季より3チーム増の18チームで争う。昇格に向けて「ほぼ100パーセント上がれる」と、はじき出した勝ち点は68。「63ぐらいなら75パーセント」と青写真を描く。

 新体制会見で、新任のコーチ、新加入選手は「クラブにはっきりした目標、ビジョンがある」と声をそろえた。「クラブとして出血を伴いながら本気でJ2に昇格し、その後J1に昇格しトップクラブを目指す」と小松社長。Jリーグ加盟15周年の節目のシーズン、その一歩を踏み出す。