あや笠を揺らして五穀豊穣や地域の繁栄を願ったあや笠祭り=関市小瀬、八幡神社

 和紙で作ったあや笠(かさ)を揺らして五穀豊穣(ほうじょう)を願う「あや笠祭り」が23日、岐阜県関市小瀬の八幡神社内の春日神社で行われた。

 奈良の春日大社から分祀(ぶんし)を受けた地元有力者の足立与三右衛門の一族を中心に400年以上前から続く行事。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年と同様に笠の数を減らすなど感染対策を取った。

 拝殿には、笠元と呼ばれる地元住民5人が向かい合って並び、「鶴亀松竹」と書かれた和紙のあや笠を上下に揺らし、「やーさ、やーさ、ちーらら」と3回唱和。最後は声を上げながら中央に集まり、五穀豊穣や地域の繁栄を祈った。

 与三右衛門の直系の子孫に当たる足立与三道(よさみち)さん(65)は「地域の繁栄を願う祭りなので、コロナ禍だからこそ規模を縮小して執り行った。一日でも早く新型コロナが収まるようお願いした」と話した。