感謝状を受け取る岩月ちえりさん=可児署

 認知症の70代女性を保護したとして、岐阜県警可児署は可児市の岩月ちえりさん(44)に署長感謝状を贈った。

 岩月さんは、7月7日午後7時20分ごろ、市内のコンビニを訪れた際にレジで「着物の帯を預かってほしい」と話す女性を見掛けた。様子が気になった岩月さんが女性に声を掛けたところ、所持金がなく会話もかみ合わないことから、認知症と気付き、保護してもらうために近くの交番まで車で連れていった。女性は、愛知県小牧市から車を運転して可児市まで来ており、家族からは所在不明届が出ていた。

 岩月さんの職業はケアマネジャーで、日頃の経験から認知症と察知した。プライベートでも、今回と似た場面に出合うことがたびたびあるといい、その都度、声を掛けている。可児署で行われた贈呈式で、岩月さんは「無事に家族の元に帰れて安心した。職業柄、当たり前のことをしただけ」と話した。