現在、岐阜県内のJR高山線を走る車両は、すべて銀色のステンレス車体と白い先頭部にオレンジ色の帯となっている。これらはすべて人を乗せる車両。しかし、これとは異なる塗装の車両が、時折姿を見せることがある。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」7月28日の朝、昨年の7月豪雨で被災した下呂市小坂町門坂の国道41号が全面復旧した様子を現地で取材していた。ここは飛騨川沿いに国道41号とJR高山線が通る区間。豪雨での被災直後は、道路と鉄道、河川の管理者が協力し、高山線の運行再開を先行させ、国道41号の仮復旧を急いだことは何度も報じてきた。
取材をしながら、定期列車は来ない時間に列車のエンジン音が聞こえた。「あれ?」と思っていると、ステンレス車体に黄色の先頭部、青と黄色の帯の3両編成の列車がやってきた。
この車両はキヤ95系。線路や信号、架線などを走りながら点検する「軌道・電気総合試験車」で、「ドクター東海」の愛称を持つ。新幹線では黄色い車体の「ドクターイエロー」が有名だが、この在来線版と言える。運行される日程は公表されない。この日は偶然巡り合うことができた。
この日は、本社から写真取材の記者に来てもらっていた。直前に「しばらく列車は来ないですよ」と言ってしまったのだが、キヤ95系が走る姿は動画に収められ、本社が発信する動画にも盛り込まれている。
偶然見かける「縁の下の力持ち」。鉄道に限らず、普段使う乗り物を安全かつ快適に利用できるのは、目につかないところで維持整備する人たちやそれを支える仕組みがあってこそだ。










