岐阜県と岐阜市は27日、県内37市町などで新たに計690人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者は3日連続で650人を超えた。感染拡大に伴い26日時点の病床使用率は59・3%まで上昇しており、病床が逼迫(ひっぱく)しつつある。感染者数は累計2万6084人となった。重症者はゼロのまま。

 県によると、特に中濃圏域での病床逼迫が深刻で、既に使用率は80%超となっている。高齢患者が増加しており、酸素吸入が必要な患者も増えてきているという。県健康福祉部の堀裕行部長は「高齢者が占める比率は微増だが、実数として増えている。病床が逼迫してきており、関係者と対応を協議している」と話した。

 県独自の基準指標は、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が217・11人(27日時点)。陽性率は18・1%(26日時点)。基準指標4項目のうち人口10万人当たりの新規感染者数と病床使用率、陽性率が最も警戒が必要なレベル4相当となっている。

 26日時点の自宅療養者は282人増の801人。宿泊療養施設の入所者は16人増の1364人。自宅療養は27日から飛騨圏域でも始まった。

 クラスター(感染者集団)は、学校や福祉施設などで新たに6件が確認された。このうち可児郡御嵩町の小学校では、主に二つのクラスの児童やその家族ら計26人の感染が判明した。

 拡大したクラスターは25件。県内で過去2番目の規模となっている恵那市の恵那高校関連は12人増えて172人となった。羽島市民病院関連は、新たに入院患者2人の感染が判明して計27人となった。

 関市の板取小学校、板取川中学校は27日から臨時休校し、上之保小学校は28日から休校する。

 また、県警は27日、新たに警察官3人の陽性が確認されたと発表した。感染者の勤務地や部署にばらつきがあるためクラスターには認定されていないが、第6波の感染者は計14人となった。