6月29日の午後、真っ青な電車が名鉄各務原線を走りました。中部空港への足として20年近く親しまれている2000系「ミュースカイ」。白と青の塗装が反転した「ブルーミュースカイ」がお目見えしました。今後は、通常の「ミュースカイ」に混ざって走ります。なぜ普段走らない各務原線へやってきたのでしょうか。そもそも、なぜ青くなったのでしょうか。

 「ブルーミュースカイ」をどこで見るか。この日当日の運行状況も加味していろいろ考えた末、各務原市の市民公園の近くにある新境川の鉄橋へ向かいました。桜の名所として有名で、今年の春に紹介したところです

 4月にピンクの花が咲いていた一帯は、すっかり緑色に染まっていました。足下の草の間ではセミを見つけました。今年初めて見たセミ。夏の訪れを感じます。

通常運行に先駆けて各務原線を走る「ブルーミュースカイ」=6月29日、岐阜県各務原市

 しばらく待つと、真っ青な電車が現れました。真っ青な車体には周辺の景色が反射しています。岐阜方面に向けて走って行きました。さて、追いかけましょう。各務原線の名鉄岐阜駅に止まるミュースカイという、珍しいものを見に行きます。...