経営者の多くは本業の事業活動に加え、経済団体などに籍を置き、財界活動に取り組む。二代目山口軍治もその一人だった。還暦を機に社長を後任に託して会長になってからは、財界活動に軸足を移した。

 「県内経済の発展には道路網の整備が必要」が持論だった軍治。1993年4月、県経済同友会の7代目筆頭代表幹事に就任すると、早速、...