2メートルを超す積雪になった白川郷合掌造り集落=17日午後3時47分、岐阜県白川村荻町
2メートルを超す積雪になった白川郷合掌造り集落=17日午後3時6分、岐阜県白川村荻町
2メートルを超す積雪になった白川郷合掌造り集落=17日午後2時47分、岐阜県白川村荻町
2メートルを超す積雪になった白川郷合掌造り集落。除雪作業が続いていた=17日午後2時55分、岐阜県白川村荻町

 冬型の強い寒気が流れ込んだ影響で岐阜県内は17日もまとまった雪が降った。大野郡白川村では今シーズン初めて積雪が2メートルを超え、226センチ(午後6時現在)を観測。同村荻町の合掌造り集落では住民らが朝から、かやぶき屋根の雪下ろしや道路の除雪作業に追われた。

 

 同村では、2月に入ってからも連日のように雪が降り、17日午後6時までの48時間降雪量は96センチを観測して全国1位に。土産物店店員の寺口啓淳さん(54)は「今年は雪かきの回数が多い。ここ数年は雪が少ない年もあったから大変」と苦笑いする。別の50代男性は「長いこと住んでいたら、これくらいでは多いと思わない」と、てきぱきと車や屋根に積もった雪を落としていた。飲食店経営の女性(40)は「雪がないと『雪を楽しみに来たのに』と不満そうに話す観光客もいる。断続的に降ってくれるのはありがたい」と、歓迎していた。

 伊吹山の麓に位置する不破郡関ケ原町玉の関ケ原エコミュージアムでは、駐車場の路面が積もった雪で見えなくなった。スタッフの男性は「ここ数年は暖冬で雪がまともに降っていなかった。これからまだまだ降るのではないか」と話し、玄関前に降り積もる雪を払っていた。

 同町では今月5日から6日にかけて記録的な大雪となり、6日に91センチの積雪を確認。観測を始めた1997年以降で最も深く積もった。冬場の大雪の原因として多い「日本海寒帯気団収束帯」(JPCZ)という現象によるもので、若狭湾から関ケ原へと雪雲の流れ込みが続き、大量の雪を降らせた。

 町職員は5日朝から総出で除雪作業に当たったという。町は当初、除雪費として1747万円を予算化していたが、1月に除雪業者委託料や職員の時間外手当などを補正予算に追加計上し、除雪費は計6017万円と、当初の3.5倍近くになった。町の担当者は「まれに見る数字で、近年では最大級。それでも除雪費は不足する見込みで、追加の補正予算案を3月議会に提出する」と話した。