雪で滑ったのか、道路脇に脱輪して立ち往生した車=17日午前8時40分、岐阜市北部

 岐阜県内の大雪は道路交通にも大きな影響を与え、県警によると、17日は積雪・凍結によるスリップ事故で15人が重軽傷を負ったことが判明した。日本自動車連盟(JAF)岐阜支部は、雪で見えなくなった縁石に乗り上げたり、溝に落輪したりといったトラブルへの救援作業に追われた。

 県警交通企画課によると17日は正午までに県内では積雪・凍結によるスリップ事故が320件発生。うち人身事故は11件で、1人が重傷、14人が軽傷を負った。重傷事故は午前8時40分ごろ、揖斐郡揖斐川町の県道で発生。乗用車と軽トラックが正面衝突し、軽トラックを運転していた男性(76)が右足骨折の重傷を負ったほか、助手席の男性(71)が軽傷だった。

 JAF岐阜支部によると、17日は午後2時30分までに、電話による救援要請が142件入り、94件の作業を実施。例年の約1・5倍の数で、レッカー車や積載車など配備されているロードサービスカー計24台は常時、フル稼働の状況だったという。救援要請で最も多かったのは「乗り上げ・落輪」で、雪にタイヤが埋まって動けなくなる「スタック」も目立った。スリップ事故を起こした後の救援要請も相次いだ。